花とカナリア

ここ一年以上、なるべく部屋に生花を欠かさないようにしています。

 

それはもちろん花が好きだから、なのですが、もう一つ実際的な理由があってこの習慣を続けています。生活の荒み度のバロメータにしているのです。

 

忙しくて気持ちが荒むと、花なんかどうでもよくなります。枯れちゃっても新しい花を買おうという気が起きない。逆にいえば、空になった花瓶は「あなた荒んでますよ」という黄色信号。それに気づいたら何か予定を減らすとか家事をさぼるとかして、余裕を作ります。そして花を買いに行きます。

 

むかしむかし炭鉱で作業するにあたって、カナリアを連れていったっていうでしょ。炭鉱内の空気の汚れをはかるバロメータにするために。あれにちょっと似てるね。

 

 

 

昨日近所の花屋さんで紫陽花を買ったらなぜかすぐに萎れてしまいました。茎の切り方が悪かったのかなと心配になって花屋さんに相談しに行くと、新しい紫陽花をくれました。萎れちゃった紫陽花も、花のてっぺんまで水につけとけばきっと復活するよ、というアドバイスとともに。

 

その助言に従ったら、ぺしゃんと潰れた紫陽花が空気で膨らませたように元通りに。魔法やー。そして一輪得した。おばちゃんありがとう。

 

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