あまさひかえめ

ここ半年くらい。なんと。砂糖断ちをしてるのです。

 

 

これはすごいことだよ。コペルニクス的転回だよ。三食おかしを食べてくらしていける人間にとっては大いなる転換点。これは賞賛に値する。

 

きっかけは、体調不良で病院にいったら、お医者さんに「砂糖のとりすぎ」と一刀両断にされたことなんですが…。

 

 

たしかにこれまでに泣く子もひきつけを起こすほど甘いもの食べてました。小さいころから、おやつに角砂糖を口に放り込み、ジャムをジュースの代わりにし、ハチミツをすくって飲み、ホールケーキをかかえて食べ…。他の食生活でどんなに気を使っても、間食ですべてを台無しにしていました。

 

砂糖断ち、といっても、もちろん完全にやめたわけではありません。そんなことしたら生きる楽しみが激減してしまう…。週に一、二度カフェでケーキやスコーンを食べるのは自分に許可してます。近所の老舗の和菓子屋さんでたまに柏餅を買うことなんかもやめる気はありません。

 

ただ、パンにジャムをたっぷり塗ったり、飲み物に砂糖をいれたりするのはやめました。それと、これが一番大きいのですが、コンビ二でお菓子を買うこともやめたのです。大好きなキャラメルコーンもあきらめました…(名前をあげたらキャラメルコーンが食べたくなってきました…)

 

それで半年経つとですね、不思議なことが起こったのです。何かというと、ひさびさに甘いものをガツンとたべると「うわ、甘すぎる…」と思うようになったのです。これは生まれはじめての感覚です。砂糖を使いすぎといわれるイギリスのお菓子を食べたときですら、そんな感想をおぼえたことありません。なんせ角砂糖食べてたくらいだから。

 

それがさ、この前ひさしぶりに生クリームたっぷりのドーナッツを買ってきて食べたら、とてつもなく甘く感じられたのです。そして気づけば夢のようなセリフをはいていました。「これ、甘すぎて一個全部は食べられないな」と。一生縁のないと思っていたことばです。これまでなら5個は食べてるね。

 

ちなみに、砂糖がキレやすい子どもをつくる、なんて言説を耳にしますが、これは案外真理かも、と思いました。かつては、そんなんでキレるなら今ごろ私はハリネズミくらいとがった人間になっとるわ、と一蹴したものだったのですが…。たしかにイライラや変な焦燥感が減ったかもね。これに関しては、自分を被験者に今後も調査を続けていきたいと思います。