ゴラムがいうとこのマイプレシャスってやつ

新年度スタートから三週間。今のとこ楽しく仕事に行っています。

 

去年の今ごろは、前の職場をやめたショックみたいなものをひきずっていて新しい仕事にもイマイチ身が入らなかったのですが、もう平気。むしろ、いろいろ経験したおかげでちょっとだけタフになったし少しは賢くなったと思います。自信ができました。

 

前職をやめた一番大きな理由はなんだろう。新しいチームリーダーの方針がどうしても受け入れられなかったことかな。職業倫理的にそれはねーわ、って思うような内容だったから。それとも、そのことを上司たちに相談しに行ったら、「女は一歩下がって男をたててやらないと」と言われたことかな(リーダーは男性でした)。え、19世紀?

 

でも全てが片付いた今思うけど、それもこれもいい経験だったわ。やめるくらい悩んではじめて、自分にとって譲歩できないポイントが見つかったから。

 

それまでは有能で優しいリーダーに守られ(今振り返れば)ぼーっと働いていたので、仕事をする上で自分にとって何が大事か意識したことなんてありませんでした。お花畑で暮らしてたわ。でも、お花畑を追い出され嫌なことを強制されてはじめて分かりました。自分にとって何か譲れないものがある、ということが。それは職業人としての自分の核となる部分です。その核にきづいた後は仕事に関して自分なりの信念を持てるようになりました。これがしたくてこの職業を選んだのだとはっきり思えるようになりました。

 

その過程を経て、今は以前よりも仕事が好きです。それなりの誇りと愛情を持って臨んでいます。そして今の私の考え方を評価してくれるひともそこそこいます。だからさ、もういいの。

 

本当に大事なものは、一度奪われてみないと分からない。それがこの二年ほどで得たとても大きな教訓です。奪われる痛みを知ってようやくそれが掛け替えないのないものだと気づく。愚かといえば愚かなプロセスですが。それでも、大局的に考えればとてもよい経験をしました。

 

 

 

タイトルですが、あのキャラクターってこんな名前であってる?あれ?ゴクリだっけ?ゴーレムだっけ?トールキンもほんとはトルキーンだとかいうし、もうわけわかんないですわ。