近くて遠い

休暇を利用して尾道に行きました。瀬戸内海を背にして山の斜面に広がる味のある街でした。

 
久しぶりの旅行で思ったことは、日本国内であっても文化や住民の感覚は、決して均質ではないてことです。日本の中に隠された多様性に驚きます。
 
尾道では岸壁ギリギリまでホテルや民家が立ち並んでいました。これは太平洋に面する私の故郷、高知では考えられないことです。面してる海によって津波に対する感覚が全然違うんだ…。
 
海そのものの風景も違います。私にとって海ていうのは島一つ見えない広大無辺の太平洋です。もしかしたらクジラが見えるかもしれない太平洋。だから小島だらけの瀬戸内海を見ると、いやー変わった海もあるもんだなぁと思う。でも一緒に行った広島人は瀬戸内海に浮かぶ島を見て、これが海だわと嬉しそうにしてました。私たちは海について話すとき全然違うものを頭に浮かべてたんだなー。
 
 
近いはずの中国四国でこの違い。北海道や沖縄に行ったらどうなっちゃうの。
 
出不精ですが、これからは旅をしようと心に決めました。国内外を問わず、もうちょっとこの世のことを知りたい。
 
尾道について書こうと思ったけど、前置きが長くなり過ぎたのでまた改めます。口数が多すぎるとこういうことになります。