亀のマーチ

ずっと憧れてた英語の検定試験に合格したよー。やったー。

 

受けたいな…と思い始めてから10年。受ける勇気すら出せずに長い時間が経ってしまいましたが、ようやくチャレンジすることができました。

 

すごく嬉しい。自信になった。といっても、べつに「私ってけっこう能力高いな」っていう自信じゃないよ。自分に語学の才能がないことは自分が一番よく分かってる。そうじゃなくて、才能がなくても、生まれ育った環境に恵まれてなくても、努力すればちゃんと目標は達成できるんだ、っていう自信です。努力への信頼といってもいい。

 

私が今回受けたのと同じ試験、ある知人は高校生のときにチャレンジしてかるがる合格し、しかも成績優秀者として表彰されたらしい。おおおおお…。本当に力のあるひとっているものだ。私にはそんな力はないよ。全然ない。高校生の頃なんて、その前の級で不合格になってた。しょんぼり。

 

ウサギと亀でいえば、私は確実に亀の人生です。できればウサギになりたかったけど。だってその脚力やバネは誰もが手に出来るものではないし、跳ねて進むさまは本当にかっこいいと思う。でもまぁ、前向きに進むことができる限りにおいては、亀だって悪くないかなってちょっと思えるようになってきました。足が遅いのにふて腐れてどこにも行けない亀はいやだけど。そうじゃなくて、思うように動かない足取りに呻吟し、怖い敵を見つけてはびびって甲羅に隠れながら、それでも忘れたころにまた歩き出す亀になりたい。やっとたどり着いた水辺で、「よかったー遠かったけどなんとか歩けたー」ってちょっと泣いちゃう亀がいい。

 

四月から、また新しい語学学校に通うべく準備をしています。間違いなく今度も鈍足のスタートだと思いますが、それでもいいや。焦らずくさらず前向きに、をモットーにそっと足を動かそうと思います。かさかさ。