Girls Just Want to Have Fun

仕事の効率化、というフレーズをしょっちゅう目にします。効率化。ムダを省いてより大きな成果をあげようとすること。25歳から30歳までの5年間、私はこの言葉に憧れて生きてまいりました。混沌とした自分の世界を整然としたものへと作り替え、生産性を高めるためにはどうしたらいいのかしらーと、ときにスルメイカをかじりながら考えてきました。

 

しかし30歳になった今思うに、「効率化」だけでは私には不十分なのです。作業の工程を省き効率をあげようと頑張っても(そんなにうまくもいってなかったけど)、どうもいまひとつしっくりこなかった。かわりにかなり無理してる感があった。

 

だって、どんなに効率がよくなっても、面白くないものはやりたくないもの。

 

そんなの誰でもそうだろと思うでしょ。でも思い出してほしい、私はほんとに気が向かないことは頑張れない人間なのです。前も言ったけど、書類仕事がつまらなさすぎて危うく婚姻届すら出せないとこだったくらいなのです。好きなことのためなら寝食おろそかにしてもいいくらいだけど、興味ないことは金魚がひれを動かすほども頑張れない。

 

まじめな学校の先生には「興味ないことでも頑張らないといけないことがあるんだ」って怒られそうです。一理ある。気合を入れて嫌なことにも取り組めるようになるのが一番いい。でもさ、それ、気合がいるし気合をいれるとものすごくエネルギーを消費しちゃうんだよね。私、そのエネルギーを自分が面白いと思うことに使いたい。だって石油や天然ガスと同じく私のエネルギーも有限ですし。

 

だからさ、これからは「効率化」もいいけど「楽しい化・面白い化」を心がけたいと思うのです。つまんなさそうな仕事がどうやったら面白くなるか考えて工夫したいのです。しかも単純な事務作業て意外とちょっとの工夫で面白くなるのよね。低いレベルの話をすれば、文房具をカラフルなやつに変える、それだけでもけっこう楽しい。「明日はどんなかわいいフセン使おっかなー」て考えるだけで、嫌いだった仕事が案外楽しみになる。最近フセン大好きだね。自分の仕事用ノート(反省とかまとめてる)はフセンとかマスキングテープで祭りになってます。個人的なノートとはいえ不謹慎きわまりない。でもそうしたら楽しいんだな、これが。そして楽しいことは放っといてもできるし、そっちの方が省エネかつ良い仕事に仕上がると思うんだけど。

 

私を支えるのは根性じゃない。根性なんか全然ない。ただもう頑張れの精神論では動けない。でも面白いとか笑えるとか、そういうことなら情熱を傾けられる。だから楽しく仕事をするためにどんな工夫ができるのか、これから探っていきたいと思います。高い次元でも低い次元でもね。

 

 

 

おまけ

付箋コレクション

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