不確かな道案内

この界隈で、道を聞かれる選手権を開催したら、おそらく私が優勝だ。

 
 
 
前々から感づいていたんですが、私は道を尋ねられることがかなり多いです。観光地に住んでるので当然っちゃ当然なのですが、それにしても多い。だいたい週3回は訊かれます。今日なんか3分で2回訊かれました。案内してるうちに、自分の乗るべき電車を一本乗りのがし、いまちょっと焦っています。
 
道を尋ねられるということは人畜無害な雰囲気が出てんのかな、とちょっと嬉しくもあるのですが、ひとつ大きな問題もあります。それは私が言葉による道案内が下手だということです。ほら、前言ったじゃない、私みぎひだりの区別つかないんだって。右折か左折かとっさに判断がつかないので、いつもアタフタしています。
 
最悪なのが英語で道を尋ねられるときね。左右の概念ですら難しいのに、それを英語に置き換えるなんて、なんというアクロバティックな行為。だいたいいつも「あーright 、right 。いややっぱleft かな!?」と訳がわからなくなり、観光客を混乱に陥れます。Are you sure?と念を押されること多数です。そういうときはちょっぴり悲しい気持ちになります。東西南北なら分かるんだけどな…。
 
そうはいっても、道案内を求められるのは決して嫌いじゃありません。だって面白いもの。今日は中国人とおぼしき女性に「すまけ」への行き方を訊かれました。なんだそりゃ旅館の名前か、と聞き返したら、その女性はスマホを使って「超市」と表記しました。スーパーマーケットか!!!!!無事、近所のスーパーにご案内しました。よかった同じ漢字文化圏で。