そんな気持ちは岸辺に捨てて

なんとか目標通り、8時ごろに勉強を始めることができました(「ごろ」って言葉で色々察してください)。鴨川沿いに建つカフェの窓から外を見やると、黒くて大きなトンボが草むらをフラついています。平日の朝からブラブラしてるトンボと私、仲間。

 
ここしばらく、勉強勉強って書いているので、なんだか自分が勉強好きな気がして恥ずかしいです。ちょっと立派な人間風に演出しちまったかな。
 
そうはいっても、確かに私は最近勉強するのが楽しい。それは否定できません。もちろん寝てた方が楽なので、始めるまでは多少腰が重いのですが。でも一旦机に向かうと、やっぱ勉強してる時はいいなーと思います。
 

しかしそれは私が向学心に溢れた知的な人間だからではなく、むしろとても卑小な人間だからです。ほっとくと何時間でも暗い考えに身を沈ませてしまうからです。何かをしていないと人の言動にイライラし続けてしまい、世界平和に貢献できないタイプ。だからこそ、何かもう少し前向きなことで頭をいっぱいにしたいなと思うのです。

語学の勉強をしていると、言葉の海で溺れているような気がします。日本語と英語の間をまだまだ自由に行き来できないがゆえに、いつもあっぷあっぷで、もがきまくりです。でもいっぱいいっぱいすぎるがゆえに、その時だけはネガティブな感情が入り込む隙がない。その瞬間だけは、あらゆるろくでもない思考から自由になれます。とても爽やかな時間です。波間からぷはーと顔を出して、夏の空を仰ぎ見たときの爽快感です。
 
何かに我を忘れることで、かえって自由になる。この逆説の快感。さて、そろそろ海に戻ろうかな。もっと深く潜れるようになったらニモでも見れるかしらー。ニモって毒ある?噛んでくる?